和倉温泉の「美湾荘」では、もう何年も朝食に毎回、スイゼンが提供されています。
スイゼンは、天草を煮て固めたものに米粉を混ぜて短冊状に固めたもののようです。ゴマダレを付けて食べるこの能登地方ではポピュラーな食べ物。
また、夜の寝るときには、石川県の県木「翌檜(あすなろ)・アテ」の葉を用いた演出もあります。石川県の独特の樹種で、「能登ヒバ」という名称でも親しまれています。
翌檜は、輪島塗の漆器の木材としても使われており、奥能登の自然を生かした地場産業の発展を支えてきた樹種です。
札幌ビールは北海道で飲むとよりおいしい!とよく言われますが、その地を訪れて、その地の素材を生かしたストーリー性を味わうのも旅の醍醐味の一つですね。
西村
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