2016年2月21日日曜日

第1回白山ろく里山ミーティング

昨日は、白山ろく里山ミーティングの第一回に参加してきました。

主催は白山しらみね薪の会さん、ヤマダチ会の主催である白山ふもと会さんも共催です。


目的は、
>>白山ろくには地域活性化に取り組んでいる個人・団体が多くいらっしゃいますが、情報交換の機会が少なく「誰が何をやっているのか分からない」という現状があります。同業者あるいは異業種間の情報交換によって、新しい事業のアイデアが浮かび、協働することで実現可能になる事業があるのでは。そんな思いから、白山ヤマダチ会様と、「白山ろく里山ミーティング」と題した白山ろくで活動する個人・団体の事業紹介と意見交換会を定期的に開催していくこととしました。
事業者間のマッチングを図る「白山ろくで協働を行うための情報プラットフォーム」となればと考えております。

(主催者告知内容)


当日は、

白山麓で生活・活躍されているお二人の方(カタクリの群生地を育て、里山体験・交流活動を行ってきたYさんと、金沢市から5年前に移住して、カフェを営みながら皮細工品の加工・製造・販売をされているNさん)からの情報提供の後、5グループ各4~5人に分かれて、「ワールド・カフェ」形式での意見交換を行いました。
テーマは、「白山麓の森林資源の活用」について。

①25分の 意見出し
②1人をそのグループに残して、他のメンバーはミックス。そして、新しいグループでのネタを基に、議論を更に25分深める。
③再度、元のグループに戻り、それまでの話し合いを基に、追加で25分間まとめる。

その後、まとめの発表時間は持てませんでしたが、各人でグループの議論の経過をまとめた用紙を閲覧し、感想をポストイットに書いて、ホワイトボードに張って、解散。

まとめの時間があまり取れなかったのが残念でしたが、とても面白い意見出しもできましたね。

今後の人の環の広がりが楽しみです。
イノシシの心臓、ひれ、ハツなども、話中のおつまみとして提供されました。


西村俊



自分で感じたことなどは、また「民族植物学ノオト」の方にでもまとめられたらと思います。

メモ;
・「価値が埋もれていて見えていない」 のか 「使いたい!という価値を見いだせないから資源の存在を分かっていても未利用」なのか。
・山ができ、ウサギが増え、猛禽類が増える。山が森となり&外来種が増え、ウサギが減り、猛禽類の絶滅危惧種へ。「植生の変化」が、繋がり、関連し、大きな影響として時間がたってから現れる。
・炭焼きや出づくり(焼畑農耕)、林業の低迷(間伐、皆伐の減少)等の人間の営みが変化することで、 森の木々がいぶされなくなり&山の手入れが行き届かなくなり、森の荒廃にもつながってきた。
・獣。牛や豚の家畜とは違う天然のピュアでエコな資源。
・狩猟文化の継承・伝承の必要性。現役世代の高齢化@60-70代。一方で、猟の副収入化(有害駆除)。
・ここで暮らしたい!でも収入源が心配、という層もいる。
・旧5村の合併から10年。村の垣根をどこまで取り払うことができたか。
・森林資源の高付加化・価値感の創出・差別化・ブランド化・限定感・特別感→未利用資源の価値創出→収入源・利用の促進。
※質を高めることで、消費者が試してみたい!という意欲を創出→間口・循環が拡大。一方で、森林資源(材料・量)には数に限りがある&産業化すると、おいしくなくなる・特ベル感が低下する。
・"特別な体験"と思えることやものをお金で買う時代。ex.薪ストーブ。
etc