2016年10月29日土曜日

小豆の殻むき

今日は、稲刈りの予定でしたがあいにくの雨模様だったので、内職のお手伝いとして小豆の殻割りをしてきました。

今年はどの野菜作りでも畑の虫が多いようで、小豆もシャクトリムシみたいな虫が沢山入っていました。道の駅などで一袋数百円で売られている小豆も、あそこまで選別してまとめるのには、大きな手間と労力がかかっているんだなぁ、としみじみ。


カメムシが多い年は豪雪!申年は実りが悪い?虫食いが多い年は〇〇?!など、昔から伝わる先人からの言い伝えを聞きながら、もくもくと殻むきに励む30分でした。

明日の稲刈りは、晴れるようです。


ほほほのHoiday@2016/10/16(Sun)

先日、石川県小松市の木場潟公園中央園地メモリアル広場にて行われていた、ほほほのHolidayに行ってきました。
たまたま手に取った"ファーボ"に掲載されていたのを見て、ふらっとお昼を食べに行ってきました。

色々な地域の団体が食事や手工芸品の販売、ヨガ教室、ラベンダー詰め放題、アンティーク雑貨販売など、色々な出店が出店していました。ステージでは、地元のストリートでは有名(?)な老若男女のアーティストのステージ。ほんわかした日和にも恵まれ、広場で日向ぼっこをしながら楽しんでいる子供ずれの家族が多かったです。

白山里山ミーテイングでも「子ども連れが一日楽しめる場作り」が話題となっていましたが、こういった子供連れがターゲットとなった休日をほんわか過ごせるイベント作り@農山漁村、というのも面白そうですね。





2016年8月6日土曜日

第3回白山ろく里山ミーティング

7月25日(月)は、20:00~第3回白山ろく里山ミーテイングがありました。

今回のテーマは、「白山ろくにもし地域おこし協力隊が派遣されるとしたら?」でした。


「地域おこし協力隊」制度は、
地域外(主に都市市民)の人材を誘致し、移住・定住を図りながら、地方・地域の維持・強化を図ることを目的に、人件費(200万円/人・年)と活動費(200万円/年)の補助を受けながら、地方自治体が受け入れ先となって、地域と協力しながら課題を解決して行く人材募集制度。
元々の雇用契約に沿って、地域のニーズに大して課題を解決できるスキルを持った人材が求められる。期間は最大3年間。
全国で2625名(H27)が活動しており、石川県でもH28.1月で13名が活動中(内、7市町村は能登半島)。白山市での受け入れ実績・予定はない状況。

一方、
「緑のふるさと協力隊」制度は、
こちらは、地域のニーズに合わせて、地域の生活を住人として体験できる制度で、生活費(5万円/人・月)の他に、活動に必要なガソリン代etcを自治体から支給される。期間は1年間。地域おこし協力隊とは異なり事前の雇用契約はなく、1住人としての体験・活動が主流。
H28年の受け入れは全国で17自治体、白山ろくの白峰地区でも去年から受け入れを行っている。


今回はワールドカフェ方式ではなく、KJ法によるグループワーク。
4チームに分かれて、チーム名を決めて、地域おこし協力隊へ依頼する課題やその受け入れ態勢について、議論が行われました。


チーム「白山パイオニア」
現在、人材・資金が不足している事業の支援から始めてはどうか?そのためには、地域でどういった段取りを整えるべきかといった実務型の議論。居酒屋が欲しいというニーズや「期待し過ぎないことも大事」という意見も。

チーム「自然」
情報発信、空き家利用、商品流通網の確立、発酵食品の研究など、来てほしい人材像や具体的な活動が話題に。まずは来てやりたいことを思いっきりやってみてほしい!

チーム「157」
白山ろくを走る国道157号線沿いを〇〇街道とネーミングして、通過する車の停車地・目的地化を目指す活動支援を提案。特に、子どもを連れて行って1日遊べる場の作り方が話題に。

チーム「ワカモノ隊」
「白山ろくでしかないものは?」という問いから、白山ろくで余っている物とそのメニュー化や活用のアイデアを出せる人材を募集してはどうか?


地域おこし協力隊は、3年間の任期付きなため、その後の生活保障や立ち上げた事業の継続性を不安視する受け入れ自治体も少なくないようです。補助金を得ながら地域の課題解決のための助っ人を雇用できるせっかくの制度ですが、白山市(白山ろく)での受け入れ実績をまずt来るためにはどうしたらいいのか!?、実際に制度の運用に漕ぎ着けるまでにはまでには、まだ議論が必要なのかもしれませんが、こうやってイメージを少しずつでも形にして行くことで、実現に近づいていくのだと思います。



2016年5月16日月曜日

第2回白山ろく里山ミーティング

5/11(19:00~)は、白山ろく里山ミーティングの第二回に参加してきました。

今回の話題提供者は、石川県立白山ろく民俗資料館山口一男館長。
「出作りの魅力と苦労」をテーマに、白山ろく(主に白峰地区)での出作り文化や当時の暮らしぶりについてお話しいただきました。

出作りとは、、、普段済む場所から離れた土地に行って、山の中等で地理的に耕作に適した良い場所(水や日当たりetc)に家を建てて、農耕する生活。白山ろくでは、白峰、尾口、吉野谷(中宮の一部)で行われていたようですが、食糧自給がメインな目的だけではなく、白峰だけは産業としての役割があったようです。
「産業としての出作り」と「食糧自給としての出作り」。

白峰地区は、木材(スギ板の産地)、ヒノキ傘、養蚕、麻など、自然の恵みから物を生産し、豊かになり、人口が増加するという、好循環な営みを続けていたようです。
特に養蚕は、当時中国からの絹織物が輸入禁止になった際に、平地では農閑期とカイコの育成期が重なったり桑を植える土地がなくて難しかったことから、山間部の白峰で発展したそうです。
また、白峰は豪雪地帯だった事が功を奏して、雪で桑の木が曲がることで桑の葉集めがしやすくてカイコを栽培しやすく、また冬は家に籠るので織物(絹、麻)も盛んになったとか。
※夏に討伐し、冬の雪を修羅代わりに木を川へ運び、野々市まで流して運搬したというお話もされていました。

「地理的な恵みだけでなく、自然とそこで育まれた技術を生かし、商品生産とその流通網を持っていたことが、白峰の好循環と発展の源となった」というこのようです。



その後、前回と同様に、ワールドカフェ方式に(25分を3セット)、議題は、「出作りで白山ろくを元気にするには?」でした。今回は、各4名で6グループ。

山口館長のお話を伺うのは、個人的には、焼き畑体験、栃のみ割り、橘先生の講演など、これまでに何度かありましたが、グループワーク等で直接色々なお考えを議論できる機会はとても貴重な機会でした。

出作りは、産業革命以降の燃料構造の変化、38豪雪による出作り小屋の倒壊、公共事業に雇用が流れたことなどによる、時代の流れと共に無くなっていった文化。実際に現代に復活させることは逆行しているようにも感じますし、イベントとしてならばともなく、日々の営みの中に再度取り入れることは難しいでしょう。しかし、出作りという生活スタイルの一つから繋がり、垣間見ることができる当時の暮らしぶり・生き抜く知恵。
その息遣いをどのように現代の生活にも活かせるのか(何を学びとれるのか)、イベントとして現存する出作り小屋や温泉旅館を使って開催してみないか、など各グループ、色々な議論があったようです。

我々のグループでは、「嘘やお膳立てするイベントではなく、本物の息遣いを学ぶイベントができないか」という議論がありましたが、一方で、「今それをやると人が集まらなくてイベントにならない」、例えば本物の出作り体験を始めても3日とモタナイ、出作り小屋の隣にコンビニが必要である(笑)など、屈託のない意見交換がありました。

前回の里山ミーテイングでは本物を作ってブランド化・ブランド力を高めることを軸とした議論が展開されていたように思いますが、実際の地域を維持・継承して行く上では、イベントだけでは支えきれず、根幹を再構築する政策(人員の充填配置など)も必要となってくるのかもしれません。

今回の特になるほどなと思ったワードは、
・商品の価値は変わる!手を変え品を変え、外に売り続ける工夫が必要である。
・卸して売ることと、作って売ることは、意味が全然違う。


これまでにも増して、新たな視点と思考の課題を得たミーテイングでした。


西村俊


2016年5月3日火曜日

狩猟への道 =教習射撃=

猟銃等初心者教習射撃講習は、石川県では月1回、平日に開催されているようです。


「教習資格認定書」の有効期間が3か月なので、最大3回受けられるという計算ですね。
※他県開催の教習射撃講習も参加が可能なので、日程が合わない場合には他県の射撃場の日程も確認してみましょう(ただ、旅費はかかります)。
※射撃場が多い県では、 月に何度か受講の機会があるようです。


内容は、

<操作講習>
猟銃の点検及び分解結合、猟銃の保持及び携行、模擬弾の装塡及び脱包、照準及び空撃ち、不発の場合の処理

<射撃講習>
飛しょうする標的に対する射撃、および射撃姿勢、射撃動作その他必要な事項
(散弾銃以外の猟銃では、固定されている標的に対する射撃)
と決められているようです(原則として、今後は3年に1度は受講し続けるようです)。




朝8:30、現地集合。

先ずは、受講料(散弾銃の弾代etc込み)で34,000円のお支払。

座学の講習。
猟銃等講習会でやったような内容の復習(散弾銃の最大到達距離、民家の近くでの発砲の禁止、一日に使用できる弾数、最近の違反事例 etc)。だいぶ忘れていました。


次に、散弾銃の分解・点検・連結、射撃姿勢の練習(実技試験の項目です)。

そして、実弾を使った射撃練習。
購入した弾が75発。50発が練習、25発が試験用でした。
クレー射撃用の射撃スポットが5か所あったので、各5発=25発で1セット。

第一セット目は、 全然当たりませんでしたが、最後の2発だけ連続でヒットしました(2/25命中)。

休憩
(休憩中に、練習に来ていた方々の様子を見ながら、技を盗もうと観察。ふむふむ)

そして、第二セット目へ。ところどころヒットして、5/25命中でした。少しはつかめてきたのでしょうか?

そして、教習射撃講習のテストへ。
※狩猟免許の試験同様に減点法なので、例えば、脱泡確認を怠ったり、引き金に指を掛けたり、人に銃口を向けたりすると、すぐに試験中止となり、射撃の実技にすらいけません!

散弾銃の分解・点検・連結、射撃姿勢をクリアして、25発のクレー射撃。6/25命中でした!

そして、無事に合格しました。


次は、いよいよ所持許可と購入手続きへ進むことになります。 

クレー射撃25発中25発命中される方もおられるようです。こればっかりは、練習あるのみですかね。頑張って射撃もうまくなりたいと思います。

2016年4月13日水曜日

狩猟への道 =教習射撃申請=

やっと散弾銃の所持への意思が塊り、いざ教習射撃申請!
※今後の有効期限が短くなるので、色々考えて早2年が経過しました。最長の書類の有効期限が3年(来年の4月まで)なので、今年取らないと、また0からのやり直し。。。

教習射撃の教習を受けるためには、警察署から「教習資格認定書」と「猟銃用火薬類等譲受許可証」の許可・発行を受ける必要があります。

まずは、 「教習資格認定書」の申請。
・初心者講習修了証明書(有効期限3年)
・住民票(家族全員、本籍あり)
・身分証明・・・市役所で発行してもらえる破産したり、借金がないという証明書。
・証明写真2枚
・経歴書(10年間の学歴と居住地の一覧)
・所定の誓約書2枚
・診断書(精神科医の認定に大きな病院では1万円くらい)
・手数料(県証紙) 8,900円
※&すでに取得している人は、「狩猟免許」
が必要でした。

診断書の取り直しだけでも1万円の出費です(ーー;)

 もろもろ揃えて申請をすると、最寄りの警察署の職員の方が身辺調査(聞き取り調査)に来られます。自宅の家族&近所の人への聞き取りが主なようです。

もう少し早いかと思いましたが、だいたい1か月ちょっとかかりました。

先日、晴れて 「教習資格認定書」(有効期間3か月)が公布されたので、人物的に認められたということでほっと一息です。

受け取りの際に、当日発行で「銃用火薬類等譲受許可証(最大300発)」の申請・交付(手数料2,400円)も受けられまました。

次は、いよいよ「猟銃等初心者教習射撃」へ!
どうなることやら、、、。

ちなみに、この講習会、おおよそ月1回、しかも平日なので、なかなか参加することができません。
※他県の射撃場でも受講が可能なので、調べればチャンスは広がりますが、遠出になります。

「教習資格認定書」と「猟銃用火薬類等譲受許可証」の有効期限が3か月なので、計画的な受講計画を立ててから手続きを進められることをお勧めです。

さてさて、どうなるやら、、、



2016年2月21日日曜日

第1回白山ろく里山ミーティング

昨日は、白山ろく里山ミーティングの第一回に参加してきました。

主催は白山しらみね薪の会さん、ヤマダチ会の主催である白山ふもと会さんも共催です。


目的は、
>>白山ろくには地域活性化に取り組んでいる個人・団体が多くいらっしゃいますが、情報交換の機会が少なく「誰が何をやっているのか分からない」という現状があります。同業者あるいは異業種間の情報交換によって、新しい事業のアイデアが浮かび、協働することで実現可能になる事業があるのでは。そんな思いから、白山ヤマダチ会様と、「白山ろく里山ミーティング」と題した白山ろくで活動する個人・団体の事業紹介と意見交換会を定期的に開催していくこととしました。
事業者間のマッチングを図る「白山ろくで協働を行うための情報プラットフォーム」となればと考えております。

(主催者告知内容)


当日は、

白山麓で生活・活躍されているお二人の方(カタクリの群生地を育て、里山体験・交流活動を行ってきたYさんと、金沢市から5年前に移住して、カフェを営みながら皮細工品の加工・製造・販売をされているNさん)からの情報提供の後、5グループ各4~5人に分かれて、「ワールド・カフェ」形式での意見交換を行いました。
テーマは、「白山麓の森林資源の活用」について。

①25分の 意見出し
②1人をそのグループに残して、他のメンバーはミックス。そして、新しいグループでのネタを基に、議論を更に25分深める。
③再度、元のグループに戻り、それまでの話し合いを基に、追加で25分間まとめる。

その後、まとめの発表時間は持てませんでしたが、各人でグループの議論の経過をまとめた用紙を閲覧し、感想をポストイットに書いて、ホワイトボードに張って、解散。

まとめの時間があまり取れなかったのが残念でしたが、とても面白い意見出しもできましたね。

今後の人の環の広がりが楽しみです。
イノシシの心臓、ひれ、ハツなども、話中のおつまみとして提供されました。


西村俊



自分で感じたことなどは、また「民族植物学ノオト」の方にでもまとめられたらと思います。

メモ;
・「価値が埋もれていて見えていない」 のか 「使いたい!という価値を見いだせないから資源の存在を分かっていても未利用」なのか。
・山ができ、ウサギが増え、猛禽類が増える。山が森となり&外来種が増え、ウサギが減り、猛禽類の絶滅危惧種へ。「植生の変化」が、繋がり、関連し、大きな影響として時間がたってから現れる。
・炭焼きや出づくり(焼畑農耕)、林業の低迷(間伐、皆伐の減少)等の人間の営みが変化することで、 森の木々がいぶされなくなり&山の手入れが行き届かなくなり、森の荒廃にもつながってきた。
・獣。牛や豚の家畜とは違う天然のピュアでエコな資源。
・狩猟文化の継承・伝承の必要性。現役世代の高齢化@60-70代。一方で、猟の副収入化(有害駆除)。
・ここで暮らしたい!でも収入源が心配、という層もいる。
・旧5村の合併から10年。村の垣根をどこまで取り払うことができたか。
・森林資源の高付加化・価値感の創出・差別化・ブランド化・限定感・特別感→未利用資源の価値創出→収入源・利用の促進。
※質を高めることで、消費者が試してみたい!という意欲を創出→間口・循環が拡大。一方で、森林資源(材料・量)には数に限りがある&産業化すると、おいしくなくなる・特ベル感が低下する。
・"特別な体験"と思えることやものをお金で買う時代。ex.薪ストーブ。
etc