2020年3月25日水曜日

種からの油絞り

先日、油絞り会に参加してきました。

えごま、クルミ、油用ひまわり、菜種、のらぼうな、、、

シンプルな作業でありながら、普段何気なく知っている(目にしている)実・種にこんなに油が入っているなんて!!


いや、何より油が出る瞬間が楽しく、みんなでおぉーーーと歓喜を挙げながら、大人も子供も楽しめるイベントでした。


絞った油は、一晩静置後、上澄みからコーヒーフィルターでろ過をすると、透明の油になります。


西村

スイゼン

和倉温泉の「美湾荘」では、もう何年も朝食に毎回、スイゼンが提供されています。


スイゼンは、天草を煮て固めたものに米粉を混ぜて短冊状に固めたもののようです。ゴマダレを付けて食べるこの能登地方ではポピュラーな食べ物。


また、夜の寝るときには、石川県の県木「翌檜(あすなろ)・アテ」の葉を用いた演出もあります。石川県の独特の樹種で、「能登ヒバ」という名称でも親しまれています。
翌檜は、輪島塗の漆器の木材としても使われており、奥能登の自然を生かした地場産業の発展を支えてきた樹種です。

札幌ビールは北海道で飲むとよりおいしい!とよく言われますが、その地を訪れて、その地の素材を生かしたストーリー性を味わうのも旅の醍醐味の一つですね。


西村

2020年3月21日土曜日

井ざらい

最近、新しく移り住んだ集落で初めて「井ざらい」に参加しました。

 地域の用水路に溜まった草や土砂を取り除き、用水の流れを保つための作業で、用水路が止まっている3月(春秋2回の地域もある)に行われている地域行事です。

 水田の水路の流れを良くするための農作業の準備と思われがちですが、集落内の用水路の管理が火災時の(消火栓以外の)消火用水の確保に繋がるといった側面からも重要な役割を担っています。
 そのため、(農業従事者だけでなく)集落全体の行事として行われており、参加者に対して日当が支払われる(町会費の返金)、ないしは欠席世帯から一定額の徴収を行っている地域もあるようです。

 昔は土の用水が多くて一日がかりだったようですが、現在はコンクリート張りの用水が増えたので、労力もかなり低減されたようです。


追記:土の水路が近所にあったので、参考に↓