2013年10月11日金曜日

今年も焼畑へ参加

もう2か月も経ってしまいましたが、今年も2013年8月10日(土曜日)に白峰の焼畑イベントへ参加してきたので、その報告を簡単に記載します。焼畑の詳細は、去年の報告(下記)を参照して下さい。今年は、簡単に作業工程を写真で紹介したいと思います。

⓪ 焼畑の斜面を決めて、藪はらいと撒きの切り出し、乾燥。
⓪ 斜面にまきを組む。
  ※今回も3段です。小枝~丸太まで、大きさは様々。着火用に杉の葉が入っています。また、各段は、小枝の支柱で固定されていて、段々と燃えて下げる時に、その支柱を軽く外せるようになっている。
① 着火。虫送りのたいまつの様ですが、杉の葉です。
  ※上段から着火します。山火事にしてしまうのは下段から着火した人だとか、、、。
② 上段が燃えてきました。途中、丸太なども投げ入れて、継いでいきます。
③ 火を下の段へ送るときには、「イブリ」と呼ばれる長い柄のついたトンボを使い引きます。意外 と熱いし、均一に木を下すのは一苦労です。
④ 全部の段が燃えきるのに、3時間程度かかります。
⑤ 地面が冷めてきたら、桑で耕します。木の根を切るのが大変。
  ※ヤマ鍬でないと耕せません。農耕鍬はNG.
⑥ 種をばらまきで撒いて完成。
  ※均質に撒くにも熟練した技が必要。

今年も焼畑大根の収穫が楽しみです★

西村俊

p.s.1; 下記のps.2の問題解消しました。アーカーティブ全件閲覧可能になりました☆

2013年6月21日金曜日

今年も田植え

富山県城端で田植えをしてきました。苗取りをして、転がして筋を作って、植える。
昔から続く単調な手作業ですが、自然の中で黙々と励む。
ただそれだけの事なのに、情操を養ったり、季節を感じられたり。
久しぶりに農体験をして、昔から続く手作業の協働について、深いんだなーと思った次第です。

子どもたちは、おたまじゃくしやカエル取に一生懸命でしたが、どろどろになれるのもこんな場があってこそですね。
ブヨにたくさん足を食われて、数日間はカイーカイーでした。

西村 俊

p.s.1; GWは源流祭りの際に博物館の公開も行ったのですが、すっかり報告を忘れていました。すみません。
p.s.2; 枠の都合上、HP上からは現在過去のアーカーティブが数件しか見られません。ブロガー経由だと、古いのも確認できます☆

2013年2月24日日曜日

堅豆腐


色々な地域にあるようですが、石川県の白峰にも堅豆腐の文化があります。縄で縛っても型崩れしないという堅豆腐。
・【堅豆腐を使った大好評の創作カレー】
・【堅豆腐の味噌漬け(堅豆腐を特製の味噌に半年かけて浸け込んだ一品。お酒のつまみにちょうどいい。)】

最近は、【おからふりかけ】も出ているようです。

かつては重要なタンパク源、今は観光資源としても活かされています。

西村

2013年2月10日日曜日

莫大海(バクダイカイ)


獏大海の実をお湯の中に浸けておくと・・・

先日、金沢市の小料理屋さんで晩御飯を頂く機会がありました。


その時、お刺身の中にあった茶色い海藻のようなもの。

食べてみると、味もないし、、、、

何かわからない我々に、実物を持ってきて説明してくれました。

木の実を乾燥させたもので、 お湯に浸しておくと種子の周りの果肉が膨張して、大きくなる(右の図)。

お刺身の箸休めなどに使われているようです。

調べてみたら、インターネットでも購入可能でした。興味のある方は、みんなで試してみるのも 面白いかもしれませんね。

西村


2013年1月22日火曜日

トチ餅作り

トチ餅搗きに行ってきました。トチモチって、実はすごい手間暇のかかるものなんですね。

1.トチの実を拾う(シーズンは、9~10月)。
2.虫さらし(2~3日浸水して、トチの実から虫を出す)
3.干す(2~3週間、天日干し);ここの乾かし方で、薄皮のむきすさが決まるそうです!!!
4.皮むき (金づちで割る!)
5.あく抜き(流水に2週間さらす→灰汁で7~8時間煮る→灰洗い);ここのアクの抜き方で、とちもち独特の風味が決まる!
 ※あくを抜きすぎると味気がないし、あくがありすぎると苦い。昔は、この加減で、どこの家のとちもちがいいかと話題になったほどのようです。
6.もち米を蒸す時に、同時にトチのみを蒸す
7.餅つき
できあがり~~~

トチモチ搗きと同時にアワもちも搗きました。


西村 俊