2019年9月8日日曜日

ごっこ遊びの変化から見る人間形成と社会基盤の変化への期待

何だか難しいタイトルを着けてしまいましたが、日常の観察から思ったことをメモ。


子どもの時に、ウルトラマンシリーズの塩ビの人形を沢山集めて、戦いごっこを家出していた記憶がある大人も多いと思います。
最近は「塩ビ」ではなく「ソフビ」と言うようですね。

最近は怪獣もかっこいいし、色とりどり。昔はこんなにこった作りだったか・・・30年以上の前の記憶なので、赤と銀のウルトラマンシリーズがプラスチックの籠にどさっと入って押し入れにしまっていた記憶しかありませんが、こんなに彩りも形も豊かだったでしょうか?


面白いなと思ったのは、今と昔のごっこ遊びの違いです。

昔: テレビシリーズのウルトラマンを見て、ウルトラ怪獣の動きや必殺技、ウルトラ家族の関係などを学んで、再現しながらごっこ遊びをしていたのではないでしょうか?中にはウルトラマンに詳しい友達が居たり、自分たちで必殺技を編み出したり。

今: 昔と同じような遊び方を初めはしていても、興味が湧くにつ入れてYouTubeやオンディマンドで動画を参照して新しい必殺技を覚えたり、最近ではスマホゲーム『ウルトラ怪獣 バトルブリーダーズ』が公開されて、見たこともない怪獣の必殺技までまねるようになって、ごっこ遊びが自発的な深みを増している状況。
制作者からの情報発信の方法が多様化して、消費者の二ーズからそのソースに近づくアプローチも沢山確立されている。



インターネットが一般に普及して30年余、ディスクトップPCからスマートホンへの移行により更に身近に、簡単に、能動的な検索が行え、欲しい情報に近いソースにアクセスできる時代。
ごっこ遊びの深まりにも、オンラインツールやスマホアプリが知らず知らずのうちに活かされていました。


都市と農山村を結ぶツールとして、以前紹介した「アグリ」のように、アプリを介して日常的に農山村と繋がる仕組み、これからの農山村を取り巻く社会基盤を大きく変える可能性があるのではないでしょうか。


日常にふと思ったことを書き留めておきます。


追記:とはいってもやっぱり3歳児、ゲーム画面上での戦闘よりもリアルなソフビの人形を使った戦いの方が好きなのでした。親としてはちょっと安心。