2011年8月29日月曜日

キビの収穫

 5月の雑穀栽培講習会でキビ、アワを中心に参加者の皆さまと播種しました。 本日、キビの収穫を開始しました。例年より、1週間ほど遅い感じです。モチキビ、ウルチキビともに、今週末ぐらいまで、あと5日ほど、そのままにしておきたいのですが、水曜日から雨-場合によっては台風を迎える可能性があります。よって、今日~明日の晴れていて、穂が乾いているうちに収穫をしておきます。納屋がないので、簡易干し場を作って干しておきます。
 アワは例年よりもきれいな畑になりました。村の方の協力もあり、2回の草むしりと土寄せを行うことができました。アワの収穫は9月下旬頃になります。8月15日頃は、一列につき、一つ程の出穂でしたが、2週間を経てほぼ全てが出穂し、頭を垂れ始めています。
 鳥避けも万全です。あとは台風で倒れなければいいな~、と思っています。

          報告:黒澤(植物と人々の博物館事務局、NPO法人自然文化誌研究会事務局)

2011年8月25日木曜日

ドリアンの花が咲きました


 タイのチェンマイで食べたドリアンの種子を持ち帰って、15年ほど前に播きました。すぐに4個が発芽して、育ち、今夏、不十分な形態ながら、花が咲きました。日本で3例目のようです。果物の王様と言われながら、匂いが強いので、ホテルや飛行機には持ち込み禁止の果実です。
 かの夜は、禁断の木の実をナイトバザールで買ってきた人がいて、ホテルの私の部屋でドリアン・パーティをしました。預かったタイのスルメとドリアンの匂いで窓を開けて寝ようとしました。その結果、匂いに倍する多数の蚊の襲来で、眠れない夜でした。
 その後、バンコックでドリアンを買って、日本に持ち帰って食べたことがあります。5重に包み、飛行機に載せました。植物防疫上では問題はないのですが、匂いで持ち込めません。ホームページにはこの生育した樹と持ち帰った実の写真が載せてあります。今回の花は次に紹介します。

 木俣美樹男:東京学芸大学環境教育研究センター

2011年8月7日日曜日

花火大会と灯(ともしび)

 昨日は、川北まつり北國大会大花火川北大会でした(写真1)。川北の花火大会は、土手に座った人で埋め尽くされていて、人々を見ているだけでも壮観な感じがします。7ー8月にかけて、各地で夏祭りや花火大会が行われていますね。なぜ、夏にお祭りや花火大会が開催されているのでしょう?
 しっかりと調べていないので、博物館日記にはふさわしくないかもしれませんが、一説には、農作業の労を労ったり、死者の弔いのために始まったようです。夏祭りに限らずたくさんのお祭りが各地で行われていますが、観光や余暇としてだけでなく、地域での意味を知って参加してみると、また違った趣を感じることができるのかもしれません。

 今日は、鳥越一向一揆まつりにも行ってきました。石川県鳥越地区は、織田信長の時代に一向一揆を戦った場所。このお祭りは、その時に戦った人々を称えるために行われているようです。
 写真は、鳥越万灯華(写真2)。灯を見ていると、幻想的な雰囲気に包まれながら、ゆっくりと思考や感得することができます。6月には金沢百万石まつりで浅野川灯ろう流しもありましたが、その時にも同じような感覚がありました。灯が作り上げる幻想的な世界にもまた、大きな意味があるように感じたのでした。

文;西村 俊