5/11(19:00~)は、白山ろく里山ミーティングの第二回に参加してきました。
今回の話題提供者は、石川県立白山ろく民俗資料館山口一男館長。
「出作りの魅力と苦労」をテーマに、白山ろく(主に白峰地区)での出作り文化や当時の暮らしぶりについてお話しいただきました。
出作りとは、、、普段済む場所から離れた土地に行って、山の中等で地理的に耕作に適した良い場所(水や日当たりetc)に家を建てて、農耕する生活。白山ろくでは、白峰、尾口、吉野谷(中宮の一部)で行われていたようですが、食糧自給がメインな目的だけではなく、白峰だけは産業としての役割があったようです。
「産業としての出作り」と「食糧自給としての出作り」。
白峰地区は、木材(スギ板の産地)、ヒノキ傘、養蚕、麻など、自然の恵みから物を生産し、豊かになり、人口が増加するという、好循環な営みを続けていたようです。
特に養蚕は、当時中国からの絹織物が輸入禁止になった際に、平地では農閑期とカイコの育成期が重なったり桑を植える土地がなくて難しかったことから、山間部の白峰で発展したそうです。
また、白峰は豪雪地帯だった事が功を奏して、雪で桑の木が曲がることで桑の葉集めがしやすくてカイコを栽培しやすく、また冬は家に籠るので織物(絹、麻)も盛んになったとか。
※夏に討伐し、冬の雪を修羅代わりに木を川へ運び、野々市まで流して運搬したというお話もされていました。
「地理的な恵みだけでなく、自然とそこで育まれた技術を生かし、商品生産とその流通網を持っていたことが、白峰の好循環と発展の源となった」というこのようです。
その後、前回と同様に、ワールドカフェ方式に(25分を3セット)、議題は、「出作りで白山ろくを元気にするには?」でした。今回は、各4名で6グループ。
山口館長のお話を伺うのは、個人的には、焼き畑体験、栃のみ割り、橘先生の講演など、これまでに何度かありましたが、グループワーク等で直接色々なお考えを議論できる機会はとても貴重な機会でした。
出作りは、産業革命以降の燃料構造の変化、38豪雪による出作り小屋の倒壊、公共事業に雇用が流れたことなどによる、時代の流れと共に無くなっていった文化。実際に現代に復活させることは逆行しているようにも感じますし、イベントとしてならばともなく、日々の営みの中に再度取り入れることは難しいでしょう。しかし、出作りという生活スタイルの一つから繋がり、垣間見ることができる当時の暮らしぶり・生き抜く知恵。
その息遣いをどのように現代の生活にも活かせるのか(何を学びとれるのか)、イベントとして現存する出作り小屋や温泉旅館を使って開催してみないか、など各グループ、色々な議論があったようです。
我々のグループでは、「嘘やお膳立てするイベントではなく、本物の息遣いを学ぶイベントができないか」という議論がありましたが、一方で、「今それをやると人が集まらなくてイベントにならない」、例えば本物の出作り体験を始めても3日とモタナイ、出作り小屋の隣にコンビニが必要である(笑)など、屈託のない意見交換がありました。
前回の里山ミーテイングでは本物を作ってブランド化・ブランド力を高めることを軸とした議論が展開されていたように思いますが、実際の地域を維持・継承して行く上では、イベントだけでは支えきれず、根幹を再構築する政策(人員の充填配置など)も必要となってくるのかもしれません。
今回の特になるほどなと思ったワードは、
・商品の価値は変わる!手を変え品を変え、外に売り続ける工夫が必要である。
・卸して売ることと、作って売ることは、意味が全然違う。
これまでにも増して、新たな視点と思考の課題を得たミーテイングでした。
西村俊
2016年5月16日月曜日
2016年5月3日火曜日
狩猟への道 =教習射撃=
猟銃等初心者教習射撃講習は、石川県では月1回、平日に開催されているようです。
「教習資格認定書」の有効期間が3か月なので、最大3回受けられるという計算ですね。
※他県開催の教習射撃講習も参加が可能なので、日程が合わない場合には他県の射撃場の日程も確認してみましょう(ただ、旅費はかかります)。
※射撃場が多い県では、 月に何度か受講の機会があるようです。
内容は、
<操作講習>
猟銃の点検及び分解結合、猟銃の保持及び携行、模擬弾の装塡及び脱包、照準及び空撃ち、不発の場合の処理
<射撃講習>
飛しょうする標的に対する射撃、および射撃姿勢、射撃動作その他必要な事項
(散弾銃以外の猟銃では、固定されている標的に対する射撃)
と決められているようです(原則として、今後は3年に1度は受講し続けるようです)。
朝8:30、現地集合。
先ずは、受講料(散弾銃の弾代etc込み)で34,000円のお支払。
座学の講習。
猟銃等講習会でやったような内容の復習(散弾銃の最大到達距離、民家の近くでの発砲の禁止、一日に使用できる弾数、最近の違反事例 etc)。だいぶ忘れていました。
次に、散弾銃の分解・点検・連結、射撃姿勢の練習(実技試験の項目です)。
そして、実弾を使った射撃練習。
購入した弾が75発。50発が練習、25発が試験用でした。
クレー射撃用の射撃スポットが5か所あったので、各5発=25発で1セット。
第一セット目は、 全然当たりませんでしたが、最後の2発だけ連続でヒットしました(2/25命中)。
休憩
(休憩中に、練習に来ていた方々の様子を見ながら、技を盗もうと観察。ふむふむ)
そして、第二セット目へ。ところどころヒットして、5/25命中でした。少しはつかめてきたのでしょうか?
そして、教習射撃講習のテストへ。
※狩猟免許の試験同様に減点法なので、例えば、脱泡確認を怠ったり、引き金に指を掛けたり、人に銃口を向けたりすると、すぐに試験中止となり、射撃の実技にすらいけません!
散弾銃の分解・点検・連結、射撃姿勢をクリアして、25発のクレー射撃。6/25命中でした!
そして、無事に合格しました。
次は、いよいよ所持許可と購入手続きへ進むことになります。
クレー射撃25発中25発命中される方もおられるようです。こればっかりは、練習あるのみですかね。頑張って射撃もうまくなりたいと思います。
「教習資格認定書」の有効期間が3か月なので、最大3回受けられるという計算ですね。
※他県開催の教習射撃講習も参加が可能なので、日程が合わない場合には他県の射撃場の日程も確認してみましょう(ただ、旅費はかかります)。
※射撃場が多い県では、 月に何度か受講の機会があるようです。
内容は、
<操作講習>
猟銃の点検及び分解結合、猟銃の保持及び携行、模擬弾の装塡及び脱包、照準及び空撃ち、不発の場合の処理
<射撃講習>
飛しょうする標的に対する射撃、および射撃姿勢、射撃動作その他必要な事項
(散弾銃以外の猟銃では、固定されている標的に対する射撃)
と決められているようです(原則として、今後は3年に1度は受講し続けるようです)。
朝8:30、現地集合。
先ずは、受講料(散弾銃の弾代etc込み)で34,000円のお支払。
座学の講習。
猟銃等講習会でやったような内容の復習(散弾銃の最大到達距離、民家の近くでの発砲の禁止、一日に使用できる弾数、最近の違反事例 etc)。だいぶ忘れていました。
次に、散弾銃の分解・点検・連結、射撃姿勢の練習(実技試験の項目です)。
そして、実弾を使った射撃練習。
購入した弾が75発。50発が練習、25発が試験用でした。
クレー射撃用の射撃スポットが5か所あったので、各5発=25発で1セット。
第一セット目は、 全然当たりませんでしたが、最後の2発だけ連続でヒットしました(2/25命中)。
休憩
(休憩中に、練習に来ていた方々の様子を見ながら、技を盗もうと観察。ふむふむ)
そして、第二セット目へ。ところどころヒットして、5/25命中でした。少しはつかめてきたのでしょうか?
そして、教習射撃講習のテストへ。
※狩猟免許の試験同様に減点法なので、例えば、脱泡確認を怠ったり、引き金に指を掛けたり、人に銃口を向けたりすると、すぐに試験中止となり、射撃の実技にすらいけません!
散弾銃の分解・点検・連結、射撃姿勢をクリアして、25発のクレー射撃。6/25命中でした!
そして、無事に合格しました。
次は、いよいよ所持許可と購入手続きへ進むことになります。
クレー射撃25発中25発命中される方もおられるようです。こればっかりは、練習あるのみですかね。頑張って射撃もうまくなりたいと思います。
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