富山県城端で田植えをしてきました。苗取りをして、転がして筋を作って、植える。
昔から続く単調な手作業ですが、自然の中で黙々と励む。
ただそれだけの事なのに、情操を養ったり、季節を感じられたり。
久しぶりに農体験をして、昔から続く手作業の協働について、深いんだなーと思った次第です。
子どもたちは、おたまじゃくしやカエル取に一生懸命でしたが、どろどろになれるのもこんな場があってこそですね。
ブヨにたくさん足を食われて、数日間はカイーカイーでした。
西村 俊
p.s.1; GWは源流祭りの際に博物館の公開も行ったのですが、すっかり報告を忘れていました。すみません。
p.s.2; 枠の都合上、HP上からは現在過去のアーカーティブが数件しか見られません。ブロガー経由だと、古いのも確認できます☆
2013年2月24日日曜日
2013年2月10日日曜日
莫大海(バクダイカイ)
2013年1月22日火曜日
トチ餅作り
1.トチの実を拾う(シーズンは、9~10月)。
2.虫さらし(2~3日浸水して、トチの実から虫を出す)
3.干す(2~3週間、天日干し);ここの乾かし方で、薄皮のむきすさが決まるそうです!!!
4.皮むき (金づちで割る!)
5.あく抜き(流水に2週間さらす→灰汁で7~8時間煮る→灰洗い);ここのアクの抜き方で、とちもち独特の風味が決まる!
※あくを抜きすぎると味気がないし、あくがありすぎると苦い。昔は、この加減で、どこの家のとちもちがいいかと話題になったほどのようです。
6.もち米を蒸す時に、同時にトチのみを蒸す
7.餅つき
できあがり~~~
トチモチ搗きと同時にアワもちも搗きました。
西村 俊
2012年12月5日水曜日
2012年11月11日日曜日
白峰の焼畑~その2~
8月4日に焼畑&播種を行ってから丸3か月、ついに焼畑大根とカブの収穫の時期となりました。合間に畑を見に行くはずが、、、成長記録をお伝えできませんでした。。。来年こそは・・・。
晴天に恵まれて、雪景色した白山山頂もきれいに見えました。焼畑大根は、"ス"が入らないそうで、確かに密な大根でした。そのままかじっても甘い!
一人、大根10本、カブ3~5個頂きました。さて、どう料理しよう☆
来年もたぶん開催されると思うので、ご興味のある方はぜひ!@白山ろく民俗資料館は色んなイベントをしています。
西村 俊
晴天に恵まれて、雪景色した白山山頂もきれいに見えました。焼畑大根は、"ス"が入らないそうで、確かに密な大根でした。そのままかじっても甘い!
一人、大根10本、カブ3~5個頂きました。さて、どう料理しよう☆
来年もたぶん開催されると思うので、ご興味のある方はぜひ!@白山ろく民俗資料館は色んなイベントをしています。
西村 俊
2012年8月10日金曜日
白峰の焼畑
日本の山村生活の中で、焼畑が行われてきた地域はいくつか存在するようです。東北地方、中部地方、四国・九州地方。
※「アラキ」「カノ」、「ナギハタ」、「コバ」と分類される。
白山麓の焼畑は、中部地方の「ナギハタ」発祥とも言われている。
焼畑は主に3形態から成り、稗(ひえ)を主役とするヒエナギ、越冬野菜の大根やカブを主役とするナナギ、ソバ栽培を主役とするソバナギに分類されるようです(火入れの初年度に播種する作物名に由来する)。
今回は、大根と株の種をまいたので、焼畑としては「ヒエナギ」になります。
白峰では、焼畑農法を中心とした「出作り」という特異な住居形態をもちつ技法が使われ、夏だけ出作り小屋に移住して行う「季節出作り」と、一年中居住しながら行う「永久出作り」があったようです。
雑草、雑木などを焼き払う焼畑から始まり、
草木の乾燥→草木を段状に組む(代作り)→火入れ→焼けた斜面に鍬入れしナギカリ(薙刈り)
そして、播種を行う。
草木をなぎ倒して焼くので、「ナギハタ」とも言われるそうです。
栽培作物; 稗(ヒエ)、カブ→粟(アワ)→大豆、小豆→カマシ(シコクビエ)や小豆 5年くらいの輪作の後、休耕地(休閑年;20~30年)として地力の回復を待つのが一般的。
何区画にも分けた斜面を1年づつ焼畑して行くことで、それぞれの作物を得ることができます。
施肥を行わず、焼畑で生じたその灰を栄養分として栽培作物を育てることができ、焼くことによる消毒、害虫駆除、殺菌、灰による栄養補助などの効果が考えられるが、焼畑で育てた「焼畑大根」や「焼畑カブラ」がどうしてこんなにおいしいのかは未だによく分かっていないらしいです(収穫が楽しみ!!)。
収入源というよりは、山間部の田畑が少ない所での自給穀物・野菜の栽培が主目的だったようです。 越冬野菜として、大根やカブラが重宝され、保存食の文化とともに、厳しい山間部での生活を支える重要な農法だったようです。
当日は、「白山麓の焼畑農耕」(白水社)の著者である橘 禮吉先生もお越しになり、講演会も開かれました。
山村の複合的に稼ぐ生活ぶりの中での、焼畑、養蚕、炭焼き、山の案内人、工芸などの繋がりと広がりの大きさを感じました。
西村 俊
※「アラキ」「カノ」、「ナギハタ」、「コバ」と分類される。
白山麓の焼畑は、中部地方の「ナギハタ」発祥とも言われている。
焼畑は主に3形態から成り、稗(ひえ)を主役とするヒエナギ、越冬野菜の大根やカブを主役とするナナギ、ソバ栽培を主役とするソバナギに分類されるようです(火入れの初年度に播種する作物名に由来する)。
今回は、大根と株の種をまいたので、焼畑としては「ヒエナギ」になります。
白峰では、焼畑農法を中心とした「出作り」という特異な住居形態をもちつ技法が使われ、夏だけ出作り小屋に移住して行う「季節出作り」と、一年中居住しながら行う「永久出作り」があったようです。
雑草、雑木などを焼き払う焼畑から始まり、
草木の乾燥→草木を段状に組む(代作り)→火入れ→焼けた斜面に鍬入れしナギカリ(薙刈り)
そして、播種を行う。
草木をなぎ倒して焼くので、「ナギハタ」とも言われるそうです。
栽培作物; 稗(ヒエ)、カブ→粟(アワ)→大豆、小豆→カマシ(シコクビエ)や小豆 5年くらいの輪作の後、休耕地(休閑年;20~30年)として地力の回復を待つのが一般的。
何区画にも分けた斜面を1年づつ焼畑して行くことで、それぞれの作物を得ることができます。
施肥を行わず、焼畑で生じたその灰を栄養分として栽培作物を育てることができ、焼くことによる消毒、害虫駆除、殺菌、灰による栄養補助などの効果が考えられるが、焼畑で育てた「焼畑大根」や「焼畑カブラ」がどうしてこんなにおいしいのかは未だによく分かっていないらしいです(収穫が楽しみ!!)。
収入源というよりは、山間部の田畑が少ない所での自給穀物・野菜の栽培が主目的だったようです。 越冬野菜として、大根やカブラが重宝され、保存食の文化とともに、厳しい山間部での生活を支える重要な農法だったようです。
当日は、「白山麓の焼畑農耕」(白水社)の著者である橘 禮吉先生もお越しになり、講演会も開かれました。
山村の複合的に稼ぐ生活ぶりの中での、焼畑、養蚕、炭焼き、山の案内人、工芸などの繋がりと広がりの大きさを感じました。
西村 俊
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